東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ

「未知なる魅惑の国」であるロシアならではの文化から、留学や旅行のこと、東京外国語大学でのキャンパスライフのことまで。このブログでは、東京外国語大学のロシアが大好きな学生たちが様々なテーマに沿って日替わりで記事を書いていきます。ЛЮБОВЬ(リュボーフィ)とは、ロシア語で「愛」を意味します。

ロマンティックなロシアに想いを馳せて

こんにちは!ももです。

最近、電子レンジでお菓子を作ることにハマっています。昨日はプリンを作ろうとして、完全に失敗しました✩

 

今月は文化月間ということで、私はロシアの絵画について書かせて頂きます。


絵画や芸術のことに1ミリも詳しくない私が書くのも恥ずかしいんですが、ただ自分のお気に入りの絵を紹介するだけなんで、入門編として、気軽にお付き合いください(^^)

 

まずはコチラ↓

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© The State Tretyakov Gallery

これは、イワン・シーシキンの、『正午、モスクワ郊外』という作品です。

地平線の向こうまで見渡せる広大な大地と、天高い大空が優しいタッチで描かれています。農作業を終えて、お昼休みに行くかのような人々や黄金色の畑、奥の方に見える建物など、この時代の農村での暮らしも垣間見えると思います。ロシアの雄大な自然や、農村で暮らす人々への温かい目線が感じられて、とても好きな作品です。

 

 

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© The State Tretyakov Gallery

お次はこの絶世の美女。真夜中に池のそばに座って、何を考えているんでしょう…。

これは、イラン・クラムスコイ『月明かりの夜』という作品です。

とても幻想的で、美しいですね←段々言葉が出てこなくなってきた(笑)   絵の感想って難しい…! 彼女が誰で、何をしているのか、答えは見る者に委ねられています。こうやって想像を膨らませながら絵を見るのも楽しいですよね。私は、彼女の正体は暇を持て余した妖精説を唱えたいと思います。ちょっと退屈そうな表情してません?笑

 

 

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© The State Tretyakov Gallery

最後はコチラ。同じくイワン・クラムスコイ『忘れえぬ女(ひと)』という作品です。

女と書いて「ひと」と読ませる、このタイトルがとても良いですね。作品で描かれている、どこか冷たい目をした女性は、小説アンナ・カレーニナをモデルにしたとも言われています。この女性の表情は、怒っているようにも、見下しているようにも、また、目に涙を浮かべ、無念の表情をしているようにも見えます。これも、受け取る側によって答えが分かれそうですが、街中でこの女性を見たら、確かに一生忘れられないでしょうね!

 

 

以上、ロシア絵画超入門編でした~。すでにお気づきの方も多いと思いますが、今日紹介したのは去年Bunkamuraで開催されていた、ロマンティック・ロシア展で展示されていた作品です。地域基礎(大学の授業)のアクティブラーニングのために訪れたのですが、何故か購買欲が爆発し、大量のお土産(絵とか、ポストカードとか)を買ってしまいました(^^;)
なので今回この記事を書くにあたって久しぶりにそれらに会うことが出来て良かったです。

それでは!

 

 

もも

 

 

【参考】

見どころ | 国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア | Bunkamura

名作《忘れえぬ女(ひと)》が約10年ぶりに来日。「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」展がBunkamura ザ・ミュージアムで開催|美術手帖

 

 

*今日のロシア語*
картина (カルティーナ)

 意味:絵画
художник (フドージュニク)

 意味:芸術家、画家