Здравствуйте!
みなさんお久しぶりです!ぼーりゃです
何ヶ月かぶりにこちらに書かせていただきます。
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さて、今回は「センター後〜二次試験当日の過ごし方」ということでお話していきたいと思います。
私は高校一年生の時から「Study plus」という、勉強時間を計るアプリを使っていました。
実際、センター後からどのような勉強をしたのかという記録が詳細に残っていたので、まずはそちらを見てみたいと思います。
センター試験前は苦手な化学や数学など、理系科目の勉強をメインにやっていましたが、センターが終われば未来の外大生に必要なのは文系科目のみとなりますね。
この時期は毎日平均で11時間以上、多い時では15時間程度、英語と日本史に費やしていました。
主に私がやっていた一日のルーティンをまずはお話ししたいと思います。
①起床〜家を出るまで(5:30~6:30)
学校まで遠かったということもあり、朝は早起きな方でした。
毎日の生活の中で私が大事にしていたのは、「常に英語に触れる」ということです。
海外経験が全くなかった私にとって、どれだけ英語に触れる時間を多くできるかが勝負でした。
そんなわけで、トイレにはわからなかった単語がびっしり。顔を洗いながらBBCを流す。お弁当を作りながら赤本の復習。自転車に乗りながらリスニングの練習もしていました。(転ぶので危ないです)(転んで怪我した)
②通学途中
自転車で通ったり、親に車で送ってもらったりしながら通っていましたが、その間は常にBBCを聞いていました。別にBBCじゃなくても何でもいいと思います。
私は英国俳優オタクだったので聞いていたというだけです。
そして、それを聞きながらやっていたのが単語の勉強です。この時期に私が使っていたのは、鉄禄会の『鉄壁』でした。
東大を目指していた友人が使っていた鉄壁。彼はこれをボロボロになるまで使っていました。これは外大を目指している人にぜひ勧めたい一冊です。
私はこれを購入するとまず、わからない単語に全て付箋を貼りました。とても分厚いので何百枚もの付箋が貼られることになります。(こんなに知らない単語があるんだ…)と絶望します。ですが、勝負はここからです。
ポジティブに考えましょう。
その一枚一枚を潰していけば良いのです。
何周も何周もして、”わからない”単語が”わかる”単語になったら、その単語に貼られている付箋を剥がします。すると、外大の赤本で出てくる(あっ…この単語の意味なんだっけ…)というものが徐々に減ってきます。曖昧だった単語が記憶に定着するのです。
私はこの単語帳を使っていて、外大の赤本を解く上で基本的に困ることはなかったと記憶しています。(それをやり込んでもなおわからない単語は基本的に外大受験生もわからないので…)
今は弟にそのやり方を伝え、託しています。
③学校に着いてから(7:30〜)
教室に一番乗りに入るというのはとても気持ちいいことです。
誰もいない教室でスピーカーを使い、好きなだけリスニングの練習ができるのです。
大抵この時間は赤本に向かっていました。
赤本や問題集は全てコピーをして使っていました。その方がわからない単語があった時に汚さずに遠慮なく書き込め、何度でも解き直すことができるからです。
特に赤本は一冊を何回、何十回解けるかが勝負になると教わったので、何も見ずにスラスラ解けるようになるまで何十回と繰り返しました。
また、先生が授業の合間にマンツーマンで英語と日本史を教えてくださるとおっしゃってくれたので、私は大好きな先生のもとへ毎時間駆け寄るという青春(?)の日々を送っていました。わからなかったことをすぐに聞けるというのは非常にありがたいことです。塾の先生でも学校の先生でも、積極的にわからないことは聞いた方が良いと個人的に思います。自分で調べてももちろん良いのですが、圧倒的に違うのは相手が生きている人間だということ。その場で自分に合わせた回答をしてくれます。また、そこでした雑談が試験に出るということも起こり得るのです。
そして、その時に活用していたのが一冊のノート。私は「合格ノート」と表紙にでっかく書いていましたが、英語と日本史用を各2冊ずつ作って、記述問題を先生に添削してもらう方と、その間に解いておく方に分けていました。(表紙裏に友達や先生からメッセージを書いてもらって、死にそうな時はそれ見て頑張ってました…)
今年は英語の試験時間が短くなった、ということもあってみなさん不安もあるかと思います。どのような時間設定で問題を解くかということ、またどの問題が減るかといった予想も立てておいた方が良いのかもしれません。また予想が外れた場合にはどう対処するか、といったことも考えておくと良いと思います。
④塾の自習室にて(17:00とか18:00頃〜)
親は塾に反対していましたが、私がどうしてもとお願いをして、三年生の春から塾に入れてもらいました。実家には自分の部屋がなかったため、学校が閉まる時間以降は落ち着いて勉強できる空間がなかったのです。
塾では日本史を中心に勉強していました。語句を覚えるのはもちろんですが、外大の試験では「歴史をストーリーとして理解しているか」が問われるため、本や漫画を通じて流れを説明できるように努力しました。教科書に載っている情報は限られているため、それを補完するためにいろいろな本や資料集を読む必要があります。私はこの勉強を通じて日本史が好きになりました。この時間はとても楽しかったです。また、息抜きに大河ドラマを見ておくこともおすすめです。私は二次試験前日の日曜日も、ちゃんと20時から大河ドラマを見ていた記憶があります。(勉強は…?)
これは世界史受験者にも言えることですが、教科書の文章だけではなく映像として頭の中にお話が浮かぶようになれば、どの試験もスラスラ解けるようになっていきます。外大が求めているのは"単語を覚えているか"ではなく、その上だと思った方が良い、と受験生だった私は師に教えられました。
塾から帰ってくると、もう22時過ぎでした。そこからすぐに寝て次の日に備えます。
常に頭を働かさねばならない受験生にとって、規則正しい生活をすること非常に大切なことだと感じていました。
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ここでちょっと時間を飛ばします。
あなたは、外大の試験本番の日を迎えました。
当日は寒いでしょうか?腕時計は忘れていないですか?
考えうる全ての最悪の事態に備えてください。基本的に、用心してしすぎることはないですし、本番の日に限って事件は起こると考えてください。
私の受験当日は、電車が遅れてしまい、試験開始時刻が大幅に遅れるという事態になりました。
私は、”電車は遅れるもの”と考えていたので、その日の朝は電車には乗らず、あらかじめ予約してあったタクシーで会場に向かいました。なので途中、タクシーのラジオで「電車が遅れています」と流れた時は嬉しかったです。(みなさんごめんなさい…)
会場に着いたのは、試験会場が開く2時間前。当たり前ですが、早すぎて誰もいなかったです。
ちょうどそこに教授が通りかかって、「まだ開かないですから食堂で待っててください」と言われました。後に、その教授はロシア語科の教授だと知ることになるのですが…。
当日、私が一番心配していたのは「空腹」です。私はお腹が空くと何も頭が働かなくなり、何も聞こえなくなってしまうほどでした。特にリスニングの時に空腹を迎えてしまうと最悪です。センター本番もそれでやらかしました。(リスニング38点!)
リュックにたくさんのお菓子とカロリーメイトを詰めていた私ですが、お腹が空かないように、食堂ではずっと何かを食べていた記憶があります。
余談ですが、食べても眠くならない昼食をいろいろ試しておくというのは絶対に必要です。自分は、カロリーメイトのゼリーであればお腹がいっぱいになっても眠くならずに試験を受けることができるとわかったので、対策することができました。基本的に、お昼に炭水化物を摂ると眠くなると言われています。今回の試験では外での食事が推奨されていますが、当日何を食べるかというのは決めておいた方がいいです。これはぜひ試しておいてください。
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しばらくすると、食堂に人も増えてきました。そして「試験時間を遅らせる」という知らせが入ったのです。
みんなざわついていましたが、私は大歓喜でした。つまり、お昼ごはんを食べてから試験を受けられる時間帯に変更になったため、空腹に悩まされずに試験を受けられることとなったのです。
実際、この時間のズレがなかったら私は今ここにいないと思います。
試験会場に入るまではすごく並びます。ディズニーのアトラクション待機列よりも長い列が、外大の円形広場に現れます。
そして、この列も考えた早めの行動が非常に重要になってきます。
早めに会場に入るということは、それだけで心に余裕が出てくるし、トイレの位置の確認だってできちゃいます。
さて、会場に入るとそこにはライバルたちがたくさんいます。
「あの人も同じ語科志望かな…」
「ちゃんと問題解けるかな…」
様々な不安があなたを襲います。
そこで、自分がどれだけ頑張ってきたのかを証明するものがあると非常に役立ちます。
私は一冊、小さめのノートを作って会場に持って行きました。
そこに書いていたのは
①当日注意すべきこと(英語、日本史それぞれについて。自分が間違えやすいポイントなど)
②友達からの言葉
③自分が一番好きな言葉
④忘れものチェック
⑤自分が今まで頑張ってきたこと
の5つです。
何でもいいのですが、あなたが「これを見れば頑張れる」というものを側に置いておくのはとても大事なことです。
どれだけ多くの友達と会場に入っても、結局この勝負に挑めるのは自分一人。精神面でも体調面でも、自分の状態をいかに良い方向に持っていけるかは、案外重要なことです。
本番が始まりました。
試験監督をしているのは外大の教授でしょうか。
リスニングは相変わらず聞き取りにくいです。
私もそんなことを考えながら試験に臨みました。
さて、私が本番やらかしたことについて――
まず、日本史ではなく世界史を解いていました。
最悪のミスです。
しかも60分間のうち、30分も世界史を解いていました。
「うっそ、日本史全然解けないんだけどwww無理wwwww」
「"えんせいがい”なんて漢字、書いたことあったっけ…?難しすぎない…?」
〜30分経過〜
「記述問題、今年だけ日本史も450字とか聞いてないんだけど〜〜〜…あれ…待って、これ世界史じゃん」
そこから必死で問題を解き、何とか時間内に終えることができました。
が、これは絶対にしてはいけないミスです。慌ててよく指示を見ていなかったことによって起こってしまったミスなのです。
本番は慌ててしまいますが、心を落ち着ける、ということも受験の力の一部なんだな…とあらためて感じた一場面でした。
あとの失敗としては、当日誰にも会わないからいいかな…と思ってオールバックで行ったら男友達が同じ会場にいたり、時計を見ようと思って顔を上げたらバッチリ教授と目があったり…(時計が会場にないのを忘れがち)
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試験が終わり会場を出ると、様々な顔が目に入ります。
泣いてる人、晴れやかな顔をしている人、友達とワイワイしている人――
どんな顔をしていても、終わったことは終わったこと。
あなたは全力を出しきれたでしょうか。問題が解けなくても、全力を出しきれたかどうかでいいのです。やり切ったという達成感があればいいのです。
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私は「外大で言語を学びたい!」という強い思いはありましたが、特に何の言語を学びたいというのはなく、ロシア語を選んだのもセンター試験が終わってからでした。
でも、私はここで生きがいを見つけました。そうなるべくして、自分は外大でロシア語を学ぶことになったのだと思います。今は、ロシアでTV局の記者になりたいという夢を追いかけています。
外大を目指す理由はたくさんあると思います。
今頑張っていることはきっと、何かの形で報われることだけは確かです。そのためには全力を尽くしてください。後悔のないように、毎日を生きてください。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、さらに多くの“不測の事態”が発生するやもしれません。
「受験は情報勝負」ともよく言われますが、まさにその通りだと思います。
わからないことは我々に相談してください。
みなさんと外大でお会いできるのを、楽しみにしています。
文責:ぼーりゃ
*今日のロシア語*
тетрадь(チェトラージ)
意味:ノート
Токиский университет межднародных исследований(タキースキー ウニヴェルシチェート メジュドゥナロードヌィー イスレーダヴァニー)
意味:東京外国語大学