東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ

「未知なる魅惑の国」であるロシアならではの文化から、留学や旅行のこと、東京外国語大学でのキャンパスライフのことまで。このブログでは、東京外国語大学のロシアが大好きな学生たちが様々なテーマに沿って日替わりで記事を書いていきます。ЛЮБОВЬ(リュボーフィ)とは、ロシア語で「愛」を意味します。

受験の思い出 ②

受験の思い出

 

Здравствуйте!(ズドラーストヴィチェ:こんにちは) りん です

今日は私の受験の思い出を語りたいと思います。

 

時は2019年、冬の終わり、高校3年生の私は東京外国語大学言語文化学部言語文化学科ドイツ語専攻に…

 

不合格

うわあ。

しかし焦ってはいけません。こんなこともあろうかと私は私立も受験していました。

さて…

 

立教大学異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科

不合格

 

上智大学外国語学部ドイツ語学科

不合格

 

これはヤバいな、あと一つは…

上智大学外国語学部ロシア語学科

合格

 

やったあ!

(補欠)

補欠かあ~。

 

もう終わりです。ここで浪人の覚悟を固めた私はしかし最後の戦いに挑む決意も決めます。それは後期入試。こんなこともあろうかと東京外国語大学国際社会学部国際社会学科ロシア地域ロシア語専攻後期入試日程にも出願していました。

とはいえ気分は模試です、模試。浪人決定後初の本番形式模試みたいな気分で非常にリラックスしながら再び多磨を訪れました。

おっ、外大生のお兄さんお姉さんたちが前期と同様に花道を作って出迎えてくれていますね。むっ、前期より数が少ないな。悲しいですね。

リラックスして模試を受けに来たメンタルなのでタッチを決めながらキットカットを2個もらいました。

 

既に進路が決定している人は後期に出願はしても受験には来ないので空白の席が目立ちました。しかし席が歯抜けの受験会場はライバルが減ったというよりはむしろ寒々しい印象を受けましたね…

試験が始まりました!ぜ~んぜん分からん。出題形式もびっみょ~~~~~~~~~~~~に変わっています。私のようなギリギリのレベルにいる人間にはこういった小技が決定的な致命打にもなります。おまけに尿意も襲ってきました。今までの試験はノートイレで耐えられたのに!

 

もう時間もほとんどありません。まあ模試だからいいかと思い私は試験時間を犠牲にトイレに行くことに決めました。ここで奇跡が起こります。

立ち上がって歩き、用を足すことで心身がリフレッシュされてなんか答案が書けるようになりました。会場に戻った私の眼は晴れやかでした。ライバルたちの姿すらさわやかに見えます。末期の目でしょうか?いいえ、気力が戻ってきたからです。

なんやかんやで試験を終え、合格発表の日。私はそのことを忘れており来年の受験勉強を既に始めていました。すると突然郵便〒が届きました。何だろう?あっ!合格通知書在中って書いてある!ここで先走ってはいけません。もしかしたら不合格でも来るのかもしれない、私は疑心暗鬼になっていました。

全然合格でした。

東京外国語大学国際社会学部国際社会学科ロシア地域ロシア語専攻

合格

 

人生で一番うれしかった日を選べと言われたら皆さんはどうしますか?私は迷いなくこの日を選びます。第1希望はドイツ語でしたが今はロシア語をやることになって良かったと心から思っています。ロシア語が私を呼ぶためにドイツ語に落としたとさえ思うくらいに!

 

私がこの話を通して伝えたいことは「何事もあきらめるな」とか「ロシア語はすごい」とかではありません。「とにかくトイレに行け」、です。トイレを我慢することは百害あって一利なしなので、大事な試験中においてもトイレに行く決断は間違いなく必要です。受験生の方はとにかくトイレに行ってください!受験生じゃなくてもトイレに行ってください!

私の受験の思い出(トイレ編)は以上です!ご拝読ありがとうございました!

 

文責:りん

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今日のロシア語

Туалет(トゥアリェート)意味:トイレ

ЕГЭ(イェーゲーエー)意味:ロシアにおける中等学校卒業試験と大学入学試験を兼ねている試験、日本で言う大学入試共通テストに近い。ロシア語と数学が悲愁科目であり多くの外大生には致命的と思われる。その他物理や歴史、外国語などの選択科目は志望大学が指定する科目を必要に応じて受ける。