初めまして、新参者のりゅうです。
今年から言語文化学部ロシア語ロシア地域専攻3年生です。
今月は文化月間ということで…ネタあるかな~と部屋を片付けながら探してみました。ありました。本編開始!
ロシアといえば皆さん、「テトリス (Тетрис)」はお馴染みですよね。近年のは99人同時対戦とかTスピンのテクとか様々な対戦・やり込み要素が加わって、パズルゲームとしてはバリエーション豊かで定番になりました。ちなみに家にはゲームボーイ版(なんで)とぷよテトがあります。
そんなテトリスの作者は、アレクセイ・レオニードヴィチ・パジトノフ (Алексей Леонидович Пажитнов)というロシア人です。旧ソ連時代、彼はソビエト社会主義共和国連邦科学アカデミー(現:ロシア科学アカデミー)で、人工知能や音声認識の研究に携わっていました。その実験やテストの一環で、いくつかのゲームと一緒に、テトリスが生まれました。その後はBPSやMicrosoft社でゲーム制作を仕事としていました。
さて、ここまで引っ張っておいて申し訳ないのですが、今回はテトリスを深くは紹介しません(え)。ここではなぜか、もっとマイナーなモノや切り口を求められている感じがしたので笑。
今回は、彼の作品の1つ、「ハットリス(Hatris)」のファミコン版をさくっとご紹介します。
「ハットリス」は、BPS(ビー・ピー・エス)より1990年に稼働開始されたアーケードゲーム。ファミコン移植版は1991年7月19日発売。この約5か月にはソ連崩壊しましたね。当時の価格は税抜き3500円。
ゲームのルールは、上の「逆さ煙突」から落ちてくる2つのランダムな組み合わせの帽子を落として、同じ5つの帽子を積み重ねるというテトリス並にシンプルなもの。これを25回繰り返すとステージクリアです。
これ一度やってみたのですが、中々消せなくてエンディング行けず挫折しました・・・。
下に別の帽子がひとつでも入ると消えず、またヨコやナナメには消せないのです。Строго(厳しい)!! 様々な要素込みでパズルゲームとしては難しめで、種々の雑誌等での評価も決して高いとは言えないです。
今ファミコンが壊れているので、プレイ環境が整ったら再挑戦します!次回担当の記事でエンディング到達報告できるといいな。
それではまた。
りゅう
【参考サイト】
ソ連で生まれたパズルゲームの王様「テトリス」はどうやって誕生したのか?
https://gigazine.net/news/20141125-tetris-father/ 2020.5.13閲覧
Hatris
https://www.famitsu.com/games/t/13587/ 2020.5.13閲覧
*今日のロシア語*
компьютерная игра(コンピユーテェルナヤ・イグラー)
意味:コンピューターゲーム
шляпа(シュリャーパ)
意味:帽子