東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ

「未知なる魅惑の国」であるロシアならではの文化から、留学や旅行のこと、東京外国語大学でのキャンパスライフのことまで。このブログでは、東京外国語大学のロシアが大好きな学生たちが様々なテーマに沿って日替わりで記事を書いていきます。ЛЮБОВЬ(リュボーフィ)とは、ロシア語で「愛」を意味します。

ロシア民謡界の星 Белое Злато

こんばんは!言語文化学部3年の川又です。

今日は«Белое злато»というロシア人とウクライナ人女性6人組のアンサンブルを紹介したいと思います!

Белое злато(ベーラエ ズラート)は、日本語で「ホワイトゴールド(金を主体をした合金)」という意味です。グループ名は知らなくても、YouTubeのおすすめに出てきて見たことがある方がいるかもしれません。

 

こちらは現時点(2021/12/6)で約190万回再生されている動画です。2014年に公開された少し古めの動画で、ほとんどのメンバーが当時20歳〜21歳だったのではないかと思われます。

Заболела Дунина головка

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Russian music that will make you thrillという英語のタイトルが付けられた動画もあり、そのような動画には特にロシア国外からのコメントが多く集まっています!

 

結成から数年間は、上の動画のように街中で私服で歌う様子を撮影したのが一般的なスタイルでした。

しかし最近(ここ1年くらい)は、都市部ではなく郊外の農村と思われる場所で、本当に素朴な衣装で撮影をしているのが印象的です。化粧もほぼしていないように見えます。そして、メンバーの1人がバラライカで伴奏を弾きながら歌うスタイルが多いです。例えばこんな動画↓

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このようにYouTubeでの動画投稿が週1ペースで(!)行われているのですが、彼女たちは結婚式などイベントでの演奏も行なっています。このご時世ではわかりませんが、ロシアだけでなく国外での演奏も行なっているようです!飛行機に乗って日本まで来てもらうことを考えると費用が恐ろしいことになるような気もしますが、大勢でパーティーなどを開く予定のある方は利用してみてはいかがでしょうか。

 

ところで、こんな才能溢れる彼女たちはどのようにしてアンサンブルの結成に至ったのでしょうか?

公式サイトでは写真&メッセージとともにメンバー紹介を見ることができます。そのメッセージによると、1993年生まれのダーリャ・ルネーエワがノリリスク芸術大学・民族合唱専攻4年生の時に州のコンサートのために創設した4声アンサンブルが、Белое Златоの元となっているようです。

マリア・バラネンコも同じ大学の同級生で、結成当時のメンバーの1人です。

エカチェリーナ・ラディーギナワレーリヤ・シェルビーナワレーリヤ・グリゴーリエワの3人はスモレンスク国立芸術大学やハバロフスク国立文化芸術大学で学んでいましたが、ロシア民謡を世界へ発信するБелое Златоの活動に惹かれ、ともに活動を始めました。

 

YouTube上ではやはり「私たちの国の文化を守ってくれてありがとう!」というコメントをよく見かけます。特に若い人たちに歌ってもらえるというのは重要なことなのかもしれませんね。

 

ここでは全ての曲を紹介することはできませんが、テンポが良く定期的に聴きたくなる曲ばかりです!合唱っていいですね。私も混ざりたくなります(笑)

SpotifyやApple musicでは6つリリースされているもののうち1つのアルバムの曲を聴くことができます!それらの音楽サービスを利用している方はぜひ聴いてみてください。目覚ましにもぴったりの曲ですよ。

 

最後に、12月!クリスマス!ということでこちらの動画を紹介したいと思います。今年のクリスマスはまだなので去年公開されたものです。

「ジングルベル」の替え歌(コロナ禍バージョン)

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文責:川又

 

今日のロシア語

народный хор(ナロードヌイ ホール)

意味:民謡合唱団