東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ

「未知なる魅惑の国」であるロシアならではの文化から、留学や旅行のこと、東京外国語大学でのキャンパスライフのことまで。このブログでは、東京外国語大学のロシアが大好きな学生たちが様々なテーマに沿って日替わりで記事を書いていきます。ЛЮБОВЬ(リュボーフィ)とは、ロシア語で「愛」を意味します。

北京2022に期待!ロシア・フィギュアスケート特集【女性編】

Всем привет! (みなさん こんにちは!)最近モーツァルトの曲を流しながら勉強する、いわゆる「モーツァルト効果」にお世話になっている言文3年のKです!

 

単語や例文の書き取り、暗記など、パターン学習のお供に特に効果を感じました!音源はYouTubeなどで検索して、たまたま先頭に出てきたものを流しています。勉強にマンネリ化を感じることがあれば、ぜひ試してみてください。ただし効果には個人差があります。

 

今日の文化特集は、筆者が好きなロシア・フィギュアスケート特集、中でも、2022年北京オリンピック出場・メダル獲得に期待のかかる若手選手を2名紹介します。いつかは分かりませんが、近いうちに男性編もやるつもりです。(だいぶ私の好みが反映されています。ご存知の方も多数いらっしゃることと思いますが、何卒ご容赦ください。)

 

① カミラ・ワリエワ Камила Валиева

 2019-2020シーズンにジュニアの部門でデビューした、現在15歳の選手です。平昌オリンピック金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手や、同銀メダリストのエフゲニア・メドベデワ選手と同じ、エテリ・トゥトベリーゼコーチのもとで練習しています。彼女の魅力は、美しいスピンではないでしょうか。

 

こちらは今年2月にロシア国内で、ロシア選手のみで行われたフィギュアスケートのチーム対抗戦「チャンネルワントロフィー2021」のショートプログラム(演技時間が2分30秒)の映像です。最初のスピンは1:56 からです。

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フィギュアスケートのスピンではかがんだ姿勢から片足をあげる姿勢というように体勢を変えていきます。ワリエワ選手はこの体勢の変化がとても綺麗でスムーズなんです。また後半のスピン(2:54)では、最後にビールマンスピン(片足を背後から伸ばして頭の上まで高く持ち上げ、回転するスピン)を披露しています。ここでは回転スピードが落ちることなく、つぼみのような形がキープされています。眼福ですね。 

 

トリプルアクセルや4回転トゥーループなど、高難度ジャンプを入れた演技も披露しています。 

 

② ダリア・ウサチョワ Дарья Усачёва

2019年シーズンより存在感を放っている選手です。彼女も15歳、ワリエワ選手と年齢、そしてコーチが同じです。 そんな彼女の魅力は、ジャンプの降りがとても滑らかなことと、あとは彼女自身が放つオーラだと思います。(個人の見解です) こちらは2020年世界ジュニア選手権 ショートプログラムの演技映像です。

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特に0:46での2回転ジャンプの入り方と降り方! 両足を開いて滑るイーグルという技を入れてからジャンプに入っています。助走が短くなり、ジャンプが詰まってしまうリスクがありますが、彼女は優雅に降りています。

 

ワリエワ選手のジャンプは回転の速い、シャープな印象ですが、ウサチョワ選手ふんわり、軽やかなジャンプだなーという印象を持ちました。みなさんはいかがですか?

 

ということでおしまいにします。夏のオリンピックが終わったばかりなのにもう冬かよ、と思うかもしれません、すみません。暑くて氷上へ逃げたかったのです。

 

ロシア国内でのフィギュアスケート選手層は非常に厚く、今回ご紹介したお二方以外にも、魅力溢れる選手はたくさんいます!ぜひ推しを見つけて応援してください。

 

次回のブログは8月14日から二日間にわたる予定です。どうぞお楽しみに!

 

文責:K 

 

参考文献(いずれも最終閲覧日 2021/08/10)

カミラ・ワリエワ選手 動画

https://www.youtube.com/watch?v=N8n0Y0yua6E

ダリア・ウサチョワ選手 動画

https://www.youtube.com/watch?v=rvuJdxHCspk