ペテルブルクの教会と聖堂
Привет(プリビェット/こんにちは)!人生の夏休みであるはずの大学生活で、なぜか休みのないУです!
さてさて今回は文化特集ということで!連日暑いし!なんとなくひんやりしそうな感じの《サンクトペテルブルクの教会・聖堂》特集をお届けします!
① 血の上の救世主教会
ロシアの教会といえば!の玉ねぎ屋根が特徴的なハリストス復活大聖堂。
ポップな外観に相反し、この建立はテロ事件が契機となっています。
1881年、時の皇帝アレクサンドル2世が道中、テロに遭遇。御料車からなぜか(ナンデ?)降りてしまった皇帝はテロリストの投げた爆弾に被弾し、即死ではなかったものの、その日のうちに死去しました。
弔いのための教会は、皇帝の多くの血が流れたその道の上に建立され、この経緯から"血の上の救世主教会"(Собо́р Воскресе́ния Христо́ва на Крови́ / サボール バスクリセーニヤ フリストーヴァ ナ クラヴィー)と呼ばれています。
教会内部は至る所にイコン!金!装飾!という感じです。どんな朴念仁でも表情筋が動くデコレーション。あと、あまりの装飾に方向感覚を失うので広い教会ではありませんが、迷子になります。
ちなみに、テロ現場とされているJUSTそこ!まさにココ!の箇所は囲われており、荘厳な支柱と屋根が設置されています。明らかに曰く付きって感じのスポットで、たしか撮影は禁止でしたが、ネットの海には何故か写真があるので気になる方は「血の上の救世主教会 現場」などで調べてみてください。
② カザン聖堂
カザン聖堂(Каза́нский кафедра́льный собо́р / カザーンスキイ カフェドラーリヌィ サボール)はネフスキー大通りに面して立つ大きな聖堂です。モスクワにも同名の聖堂があります。
内部は落ち着いた(?)金をベースにした作りで、渡航当時は「控えめで余裕ある感じだな〜」とか思ってましたけど、血の上の救世主教会と比べたせいで完全に平衡感覚を失っていました。あとは涼しかった記憶があります。
③ 聖イサアク大聖堂
聖イサアク大聖堂(Исаа́киевский собо́р / イサアーキエフスキィ サボール)はエルミタージュ美術館から徒歩10分くらいの距離にある大聖堂です。
ペトロパヴロフスキー大聖堂(Петропа́вловский собо́р / ペトラパーヴラフスキィ サボール)はペテロパヴロフスク要塞の内部にある聖堂です。
ここにはピョートル大帝以降のほとんどの皇帝・皇后が埋葬されています。不仲の人がいないことを祈るばかりです。
という感じでおしまいです。いかがでしたか?
ロシア(東欧)の教会・聖堂は、目に入る情報量がキャパを超えるという貴重な経験ができる場所です。
今回ご紹介した聖堂・教会の他にも沢山ありますので興味のある方はぜひ調べてみてください!
まだまだ大変な日々が続きますが、いつかこれらの場所にも行ける日が来ることを楽しみに!休養栄養運動して元気にいきましょう〜!
以上Уでした!
*今日のロシア語*
Не́вский проспе́кт(ニェーフスキィ プラスペークト)
意味 : ネフスキー大通り
サンクトペテルブルクの目抜き通りです。ここに面したホテルに泊まったので上記4箇所へのアクセスはめちゃくちゃ良かったです。でも5階の部屋まで上るのに階段しかないので、荷物全部捨ててやろうかと思いました。ロシアはそういうところあるから好きです。
文責 : У