東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ

「未知なる魅惑の国」であるロシアならではの文化から、留学や旅行のこと、東京外国語大学でのキャンパスライフのことまで。このブログでは、東京外国語大学のロシアが大好きな学生たちが様々なテーマに沿って日替わりで記事を書いていきます。ЛЮБОВЬ(リュボーフィ)とは、ロシア語で「愛」を意味します。

コロナと隠遁生活

こんばんは、そーにゃです。

 

皆様いかがお過ごしでしょうか?

友達との会話、には大体「コロナが落ち着いたら」という枕詞が加わるようになりましたね。

当たり前だった光景はもはや新しい「当たり前」に取って変わられてしまいました。

今週は「コロナ禍の外大生の日常」ということですが、書けるほど立派なことは何もしていないなぁという思いが拭えないです。とりあえず近況についてまとめてみたいと思います。

 

実を言うと、大学の授業が1月の中旬ごろに終わってすぐに京都の実家へ帰って篭きこもり生活を満喫しています。「京都」とはいっても洛外のさらに外側、多くの人の想像する「京都」からは離れた場所ですが。数分歩けば駅に辿り着き、30分もあれば大都会に出られる東京の下宿とは違い、ここには何もありません。

そのような立地を活かし、最近はもっぱら言語学習に時間を費やしています。「他にやることがない」というのは言語学習における大きな動機になり得ますね(ただし何かやることができれば崩れてしまいますが)。

下宿から持ち帰った本や辞書たちやこちらに帰ってきてから購入した新たな仲間たちと(物理的に)寄り添いながら暮らしています。

 

現在学習を進めているのは以下の7つです。

・ロシア語

タタール

・イタリア語

・(漢字)

・フランス語

・古典ギリシア

・ペルシア語

 

ロシア語に関しては専攻言語であり、学習歴がもうすぐ丸3年になるということもあってそれに見合った力を携えないといけないなぁと思いながら日々それなりに向き合っています。

 

二つ目のタタール語は秋学期に授業を取っていたもので、今は3月にある「タタール語オリンピック」の予選に向けて勉強を進めています。また週一で秋学期の続きの勉強会も開催していただいてます。

 

三つ目のイタリア語は教外(二外)で取っていたもので、なんだかんだ2年くらいの付き合いになります。学期中にちょっと別居していたので、この期間でヨリを戻そうという魂胆です。

 

四つ目に関しては言語ではないのですが、実は小学生の頃から漢字が大好きで、今回の長期休みのお供には彼も加えようと決めていました。漢検一級の対策本を見て写経をしながら「おもしろーい!」と一人自室でほくそ笑んでいます。

 

フランス語、古典ギリシア語は新しくこの休みから始めました。理由は特にありません。なんとなくです。言語を新しく学ぶ時に明確な動機を持たないことの方が多いのですが、今回もそれです。どちらも今のところ楽しく接しています。(続ける動機も今のところあまりないですが…)

 

最後のペルシア語もなんだかんだ2年くらいの付き合いがある言語です。学期中にあまり触れなかったので思い出しながらちょっとずつ勉強しています。

もちろん他にも興味のある言語、学び直したい言語は沢山あるのですが、本当に時間が足りないですね。勉強する時だけは1日が55時間くらいあればいいのにと強く思います。一つの言語にかける時間ももっと増やしたいのですが…

 

 

とまあ大体自分が今書けるのは言語と寄り添う生活についてだけなのですが、ここから少しだけ自分にとっての「コロナ」を振り返ってみたいと思います。

 

もちろん、コロナ禍によって影響を受けたことは数え切れないほどあります。
海外旅行の断念、バイトの出勤日数の減少、授業形態の変化、サークル活動の制限、対人関係の変化、etc…

 

それらのほとんどに対して自分は負の感情を向けていますし、コロナなんて今すぐにでも消滅して「コロナ以前」に戻ってほしいと強く思っています。

しかし一方で、実家に帰ってオンラインで大学の授業を受けたり、行かないつもりでいた派遣留学に関して考え直す猶予を与えられたりと、コロナ禍だからこそ得られたものや状況がある、というのも事実です、あまり認めたくはないですが。

マスクや消毒・除菌に対して社会が敏感になり、公衆衛生というものもより一層の向上を見せているように思います(もちろん、その状況下で発生している問題というのもありますが)。

 

自分の身の回りのレベルでも社会レベルでも、良くも悪くもコロナによって大きく状況は変わりました。「変わってしまった」とも言えるでしょう。新しい時代、というと聞こえは良いですが、蓋を開ければ事態は最悪です。しかしそのような状況であるからこそ、新たな可能性の欠片が紛れていることもまた事実であると思います。

 

「だから皆さんもこの状況下で色々考えてみましょう!」
とかそういう無責任なことは絶対に言いません。
しかしそのきっかけとして「コロナ」を見てみるのもアリなのではないかと思います。

 

文責:そーにゃ

 

*今日のロシア語*

спокойно(スパコーイナ)

 意味:落ち着いて、静かに

жить(ジーチ)

 意味:生きる、暮らす