こんにちは。Kです。もうすぐバレンタイン、ということで、今日はロシアでのバレンタインデーの過ごし方を概観します。
バレンタインデーとチョコレートの関連はあるの?
バレンタインデーは、チョコレートを渡す日という印象が強いですが、実はこの風習は日本だけのものだそうです。ヨーロッパやアメリカでは、チョコレートに限らず贈り物を渡すそうですし、女性から男性へとも限りません。チョコレートを渡す文化を生み出したのは、日本の洋菓子メーカー、モロゾフのようです。
会社名にもあるように、創業にあたりロシア人実業家が関わっています。リュボーフィメンバーのこちらの記事も合わせてご覧ください。
日本式バレンタイン文化の生みの親 モロゾフ - 東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ
ロシア人はバレンタインデーの日に何をする?
チョコレートのみならず、贈り物を渡し合う風習があるのはロシアでも同じです。恋人同士に限らず、異性の親しい友人や同僚にもプレゼントを贈る人が多いです。ロシアでバレンタインデーが流行るようになったのはつい最近、それも1990年ごろからだそうです。理由は定かではありませんが、聖バレンタインがカトリックを信仰しており、正教会を信仰している人が多いロシア国内ではなかなか浸透しなかったのかもしれません。現在では、若い世代を中心に盛り上がるようで、年配の人はバレンタインデーの存在は知っていても特に何もしないと言います。
日本では、企業努力の甲斐もあり(?)バレンタインデーとチョコレートの結びつきは固いものがありますが、ロシア(ヨーロッパ、アメリカも然り?)ではバレンタインカードの存在感が光っています。メッセージが既に書き込まれているものが多く、あげる相手によって選びます。 イラストが可愛い!
ロシア人はチョコレートが好き?
日本でバレンタインが盛り上がりすぎなのか、はたまたロシアで浸透していないだけなのか、両方なのか、悩ましいところです。ですが、ロシア人はチョコレート好きが多いというのは事実です。(こちらのブログにも合わせてご覧ください 甘党必見!ロシアチョコの世界 - 東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ )
百貨店はもちろん、スーパーでもたくさんの種類のチョコレートが売っています。ここでは、個人的におすすめのチョコレートをご紹介します。
アリョンカ
アリョンカちゃんの顔が全面に押し出された、なかなかにインパクトの強いパッケージです。買わずにはいられません。ちなみにパッケージにはいくつかバリエーションがあります。サクサクのウエハースをチョコレートでコーティングした、ボリュームのあるお菓子です。
ロシェン
以前ショートビジットで中央アジアに滞在していた際の私のおやつでした。大体どこのスーパーにも置いてあり、値段も非常に手頃、そして美味しい。シンプルな板チョコレートはもちろん、中にムースが入ったものなど、開発担当の発想力には頭が上がりません。私はブルーベリー・ヨーグルト味が好きです。
バレンタインカードをご紹介しましたが、日本で売られているものとはまた違った明るさがあり、一枚欲しいと感じました。個人的には、バレンタイン限定でいいから、アリョンカチョコレートやロシェンも日本でもっと手軽に買えないのかな(店頭とかで)、とは思います。До свидания!
文責:K
〈参考文献(最終閲覧日 2021年2月6日)〉
ロシア人が解説!ロシアのバレンタインについて
ロシアのバレンタインはどんな感じ?6つのおもしろ豆知識!
https://www.spintheearth.net/russia_st_valentines_day/
*今日のロシア語*
С днём влюблённых(ズ ドニョーム ヴリュブリョーンヌィフ)
意味:恋人の日(バレンタイン)おめでとう