東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ

「未知なる魅惑の国」であるロシアならではの文化から、留学や旅行のこと、東京外国語大学でのキャンパスライフのことまで。このブログでは、東京外国語大学のロシアが大好きな学生たちが様々なテーマに沿って日替わりで記事を書いていきます。ЛЮБОВЬ(リュボーフィ)とは、ロシア語で「愛」を意味します。

ロシア語劇団コンツェルト団員インタビュー【ひふみん編】

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秋の日は鶴瓶落とし、なんて言いますが、この時期になると5限が終わる頃にはもうすっかり日が落ちてしまいますね。
冬へと移ろいゆく兆しのようで、なんとなく寂しいような気もします。

さて、4回目のコンツェルトコラボ企画インタビュー、今回はひふみんに色々お話を聞いてみました!
新進気鋭のコンツェルターひふみんは何を語るのか!?
お楽しみください!

 

【ひふみんについて】

東京外国語大学中央アジア地域ロシア語専攻1年生。今年春にロシア語劇団コンツェルトに入団。2020年度本公演『生ける屍』リーザ役として出演予定。

 

―あなたがロシア語劇団コンツェルトに入団した理由を教えてください。

はい、私はロシア語中央アジア地域専攻なのですが、元々中央アジアに興味があって入学したのでそれほどロシア語というものにそれほど興味がある、というわけではありませんでした。しかしカリキュラム上1年間はロシア語を学ばなければならないということで、せっかくならきちんと身につけたいと思い、ロシア語運用能力を高められそうなこの劇団に入団しました。

 

―コンツェルトの存在はいつ、どこで知りましたか?

3月上旬にTwitterを通じて知りました。下旬に行われたコンツェルトの体験稽古・ワークショップにも参加しました。

 

―コンツェルト内でのあなたの役職はなんですか?(役者、演出、字幕等)また、その役職の魅力を教えてください。 

今年の本公演では役者をやります。魅力は…そうですね…公演が始まって最終的に舞台に立つ、公演の顔とも言える存在が役者であり、そこへ向けて台本をきちんと読み込みどのように感情を表現するのか、また身体表現をどうするのか、といったことを考えることに喜びや魅力があると思います。

 

―役者以外に興味のある役職はありますか?

そうですね、衣装や小道具にも興味があります。

 

―普段の練習はどのような内容ですか?

普段は柔軟や発声練習をした後にシーンごとの稽古を行なっています。その中で演出からの指示を受けたりお話をしたりしながら、作品理解及び台本理解に努めています。 

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―外大ロシア語及び中央アジア地域を専攻した理由はなんですか?

先ほども言ったようにロシア語科ではなく中央アジア地域に惹かれたのですが、そのきっかけは中学校3年生の時に母のウズベキスタン旅行の写真を見つけたことでした。そこに写っていたモスクの美しい青色に一目惚れしたんです。それから中央アジアについて学びたいと思って調べてみると、中央アジア/ウズベク語について専門的に学べる大学は日本で外大しかないとわかり、志望しました。

 

―あなたの好きなロシア文学作品を教えてください!また、好きな理由や一押しポイントはなんですか?

お恥ずかしながらまだロシア文学を読んだことがないのですが、『アンナ・カレーニナ』の映画は見たことがあります。愛憎渦巻き次第に狂っていく様子がとても面白いと感じたので、ぜひ原作も読んでみたいです。

 

―12月の本公演「生ける屍」のあなただけが知っている見どころを教えてください!

一年生も沢山役者として出演するのですが、皆発音や演技面でとてもレベルが高く、そこに注目していただきたいです。またヒロインの心情の揺れや置かれている状況など、繊細な演技を頑張るので見ていただけると嬉しいです。

 

―東京外大ロシアサークルリュボーフィのブログ記事の中で最も面白いと思ったものはどれですか?読んだことがない方は、さっと目を通してお気に入りを探していただけると嬉しいです!

私はリュボーフィのTwitterアカウントをフォローしておりよく読んでいるのですが、その中でも気に入っているのはチェーホフの「かわいい女」についての記事と、最近のインタビュー企画、特に中央アジア地域の先輩へのインタビュー記事が気に入っています。

嬉しくて悲しくて愛しい物語『可愛い女』 - 東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ

東京外大生にインタビュー!第4弾【中央アジア地域編】〈前編〉 - 東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ

東京外大生にインタビュー!第10弾【中央アジア地域編】〈前編〉 - 東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ

 

―ロシアの歌手や歌で好きなものはありますか?

普段はあまり聴かないのですが、子供の頃からチェブラーシカが好きで「水色の列車」や「誕生日の歌」は耳に残っていますし好きです。

 

―今までにロシア料理を食べたことはありますか?また好きな料理は何ですか?

コンツェルトの企画でピロシキを作ったり、ボルシチなども家で食べたことがあります。食べてみたいのは毛皮のコートを着たニシンですね。

 

―ロシアに行ったことはありますか、また一番好きな都市はどこですか?

まだロシアにも周辺地域にも行ったことはないですね。一番行きたいのはこの大学を志望する動機にもなったウズベキスタンサマルカンドです。ロシア国内では日本と距離の近いウラジオストクや芸術の都サンクト=ペテルブルクに行ったみたいです。

 

―最後に、インタビュー記事を読んでくださる方へメッセージをお願いします!

今年の本公演「生ける屍」は記念すべき50回目となる公演ということで、役者も演出も美術・制作も皆気合いに満ち溢れています。そのような中で私も役を頂けて光栄ですし、見に来てくださった方々に絶対に満足していただけるようなレベルの高いものを作り上げています。ぜひ、我々の本公演をご覧になってください。

 

文責:そーにゃ

 

◆コンツェルト本公演「生ける屍」について◆
ロシア語劇団コンツェルトは創立50周年を迎える歴史ある演劇サークルで、早稲田大学東京外国語大学お茶の水女子大学等様々な大学の学生が集まって構成されています。普段は早稲田大学戸山キャンパスで週2,3回のペースでお稽古をしているそうです。

記念すべき50回目の今年の本公演ではトルストイ原作『生ける屍 «Живой Труп»』を上演されます。ぜひあなたも足を運んで、ロシア語劇の魅力を堪能してくださいね!

●日程:12月25日(金)〜27日(日)

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