『ウクライナは未だ滅びず』~ウクライナ国歌翻訳の試み~
Привет!(やあ!)
こんにちは、トモヒトです!
実は僕は、この9月にウクライナはリヴィウ大学への長期留学を控えていたのですが、新型コロナウイルスの影響により延期をしました。来春からの留学開始となりました…。
外大ではかなりの数の留学予定者が影響を受けており、僕のように開始を延期する人もいれば、留学を中止する人、オンラインで現地の授業を受ける人等々、続出しております。
昨年の夏の短期留学で一か月を過ごしたリヴィウの街が思い起こされます、、、ウクライナの心、コーヒーの街、リヴィウ。そんなリヴィウも今となっては、ウクライナ第一の感染区域。為す術がない、というのが率直な感想になります。ウイルス収束をただただ願っています。Сподіваюся. що ситуація до лютого покращиться.
そして、そんな暗い雰囲気は歌で笑い飛ばそう!ということで、ウクライナ国歌を日本語に訳してみたいと思います!(笑)多分日本語訳は数々出されていますが、自分なりの翻訳に挑戦してみたいと思います!
Ще не вмерла України
ウクライナは未だ滅びず
Ще не вмерла України і слава, і воля,
ウクライナは未だ滅びず、その栄光も自由も絶えぬものなり
Ще нам, браття молодії, усміхнеться доля.
若き兄弟よ、運命は未だ我らに微笑むものなり
Згинуть наші воріженьки, як роса на сонці.
我々の敵は消え失せる、陽の前の霧の如く
Запануєм і ми, браття, у своїй сторонці.
兄弟よ、我々の土地を治めるのだ
Душу й тіло ми положим за нашу свободу,
自由のために身も心も捧げよう
І покажем, що ми, браття, козацького роду.
兄弟よ、いざコサックの血脈をみせつけん
国歌にコサックというワードが出てくるのは、いかにもウクライナ人のコサック愛が表されているようで、素敵だな、と思います(笑)
ウクライナは歴史的に被支配の過去を背負ってきた経緯があるので、やはり自由という点が強調されている(アメリカ的「自由」ではなく、支配からの「自由」)ことについては、非常に納得がいきます。
ロシア語を学んでいるみなさん、ウクライナ語の文章はどのように映りましたか(笑)実はウクライナ語は、音韻がロシア語よりもそろっているので割合と綺麗に聞こえることが多いそうですよ。
ウクライナ国歌はYoutubeでいくらでも鑑賞することができるので、和訳歌詞を字幕としてつけて、ぜひ気軽に楽しんでみてください!民族を知るきっかけが国歌というのは、全く違和感のないことです。
それではみなさん、季節の節目の体調管理に気を付けてください!
Пока!(またね)
文責:トモヒト
*今日のロシア語*
Гимн(ギームン)
意味:国歌