東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ

「未知なる魅惑の国」であるロシアならではの文化から、留学や旅行のこと、東京外国語大学でのキャンパスライフのことまで。このブログでは、東京外国語大学のロシアが大好きな学生たちが様々なテーマに沿って日替わりで記事を書いていきます。ЛЮБОВЬ(リュボーフィ)とは、ロシア語で「愛」を意味します。

推薦入試一期生の受験体験記

Здравствуйте!(ズドラーストヴィチェ/こんにちは)

東京外大ロシア語専攻2年のなつほです。

外大生の長い夏休みも残すところわずかとなりました。去年はオープンキャンパスのガイドをやったり、高校の後輩の受験相談をやりましたが、今年はなかなか直に受験生と話すことができず残念です...。 外大では高大連携支援室という中高校生向けの情報を発信したりイベントを開催する機関があるので、受験生の皆さんはぜひそちらをチェックしてみてください!

公式サイトはこちら↓

東京外国語大学 受験生ナビ

 

また、私はTUFSアンバサダーとして高大連携支援室の活動に参加させていただいているので、もし何か質問がある方はご連絡ください。(instagramのアカウントは@toyama_natsuho です)

高大連携支援室による受験生向けのブログVOICESのページもあります!

VOICES|東京外国語大学の魅力|東京外国語大学 受験生ナビ

 

さて、本題に入ります。

私の代(つまり2019年4月入学)から学校推薦型入試が始まりました。 合格までの順序は

★校内選考(10月初め)

★一次選考の書類提出(10月終わり)

★一次選考の合格発表(11月終わり)

★二次選考の小論文・面接試験(12月の初め)

★最終合格発表(12月25日)←この日付だけはちゃんと憶えています笑

 

いやー、長かったですね。もちろん一般受験を念頭に高3の5月からガツガツ勉強していたの で、推薦入試の準備を同時に行うことが現実的なのか、枠の少ない推薦入試の準備をする時間 を一般入試の勉強に充てた方が良いのではないかと悩みました。しかし担任の先生の勧めもあり、とりあえず受けてみることになりました。

出願要件の成績のボーダーと英語の資格取得は満たしていました。書類づくりは校内選考後に始めました。

実は、推薦入試への出願を決めた事をある人にだけは伝えませんでした。塾の先生です。そもそも推薦で合格する見込みはほぼ無かったのですが、ダメだった場合にはやっぱり自分は落ち込むだろうなと考えていました。「ダメだった時にそれまでと全く態度が変わらない人がほしい。」そう思った私は、塾の先生には推薦入試の事はヒトコトも言わずに準備を始めました。 先生は全然気づかなかったみたいで、合格の報告をしたら顎が外れそうなくらいびっくりした顔をしていました笑

 

校内選考後はすごく忙しかったです。私の1日のざっくりとした平日のスケジュールです↓

7:30 登校➝昨晩書いた小論文と志望理由書・活動報告書を先生に提出➝一般入試の勉強

8:30 授業開始

12:10-13:10 お昼休み。朝提出した小論文が添削されているのでそれを取りに行ってそのまま解説してもらう 

13:10-15:30 授業 

15:30-18:00 朝提出した志望理由書・活動報告書の添削をしてもらい、書き直す。

19:00-22:00 塾で一般入試の勉強

22:00-23:00 家で小論文を一本書く

23:30 就寝 

 

徹夜をするとその後に響くタイプなので絶対に日付を超える前に寝ていました。 休日は塾が開くまでの時間に小論文を一本書いていました。あとは夜まで一般の勉強です。塾が家から近かったのでご飯は家で食べてリラックスしていました。受験生あるあるですが、家はご飯を食べて寝る場所でホテル化しました...笑

よく活動報告書についての質問を頂くのですが、一番意識したのは、 一貫性です。 私の場合は〈課題研究(在籍していた高校では卒業要件の1つだったテーマ自由の1万字程のレポート)・留学・英語能力のスコア・体育祭での活動〉を取り上げました。いろいろ書きましたが、「全てがロシアを始めとした国際社会で働くという目標の達成に繋がる」ということが全体の文章の前提でした。活動報告書と共に課題研究(テーマは、2014年のウクライナ騒乱とロシアの移民・難民政策について)と英語のスコア、留学の証明書及び表彰状を提出しました。何を提出するかは担任の先生と決めました。 

 

小論文を書くにあたっては、一般入試の国語が役に立ちました。センターの国語(大学入学共通テストも役に立つと思います)では文章の構成を意識したり筆者の意見はこの辺りだよなーって考えながら課題文を読みますよね。その、なんというか論理的な考え方が小論文を書くとき、特に要約文を書くときに役に立ちました。足りなかったのは自分の意見で、時事問題や自分の体験を例に挙げながら意見を書くことを練習しました。個人的には新聞を読んだり毎日ニュースを観る必要はないと思います(正直そんな時間なかったです笑)。いくつかネタを持っておけば良いと思います。本番は緊張してそれすらも頭から抜けてしまうこともあるかもしれないですね。私はそうでした。

 

面接練習は3回くらい行いました。

順番は、担任➝進路指導の先生➝一次選考の書類を指導してもらった先生です。 

 

合格を頂く前にセンター試験の申込をしていたので、センター試験までは受験勉強をしていました。センター試験の会場は独特の雰囲気で、受験のない時間にどこにいればいいかわからなかったのを憶えています。お昼ご飯は大学の敷地内の丘で食べました、寒かったー...。集中力と体力が必要だと思います。模試を受けてからだを慣らしましょう。 

 

終わってからはあっという間と言えますが、やっぱり長かったし一般と推薦の二足の草鞋期間は 今考えると受験生の体力と気力はえげつないなと感心してしまいます。 ここまでつらつらと受験体験記を書いてきましたが、合格した人以外にも、志望校に受からなかった人の体験を聞く事も役に立つと思います。特にまだ受験生ではない人はいろいろな人に 相談してみてください。 

 

もう他人事だからいえることかもしれないのですが、

大学受験は何回でもできますが、高校生活は一度きりです。高3の皆さんは受験だけに集中しないで高校生活を満喫してほしいです。 

では今回はこの辺で!

 

Пока! (パカー/またね)

 

 

文責:なつほ

 

 

*今日のロシア語*

сочинение(サチニェーニイェ)

 意味:作文、小論文