東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ

「未知なる魅惑の国」であるロシアならではの文化から、留学や旅行のこと、東京外国語大学でのキャンパスライフのことまで。このブログでは、東京外国語大学のロシアが大好きな学生たちが様々なテーマに沿って日替わりで記事を書いていきます。ЛЮБОВЬ(リュボーフィ)とは、ロシア語で「愛」を意味します。

東京外国語大学3年次編入学について

皆さん、外大に3年次編入学制度があるのはご存じでしたか?

今日は私の経験をもとに、外大編入について詳しく説明していきたいと思います!

私は今年2020年4月に東京外国語大学国際社会学部ロシア語専攻編入学しました。

今高校生で外大に入りたいけど一般受験で外大に入れなかったらどうしようと思ってる方、今他大学にいるけどやっぱり外大に入りたいと思ってる方、短期大学・専門学校の方、社会人の方など、ぜひ進路選択の1つとして3年次編入を考えてみてください!

 

編入学試験の特徴としては、①受験科目が少ない ②他の学校に所属してても学年を遅らせずに途中から外大に入れる ところがメリットですが、 ②情報が少ない のと ③専門知識が求められる ところが大変です!

 

外大は毎年30人編入生を受け入れています。去年までは言語文化学部15人と国際社会学部15人の内訳でしたが、今年からは言語文化学部10人と国際社会学部10人と国際日本学部10人の内訳になるそうです。

 

まず書類選考(志望理由書や語学検定試験証明書)の一次試験が8月にあり、それに通過して11月の二次試験で筆記試験と面接を受け、合否が決まります。3年次編入学なので、専攻言語や専攻分野に関する知識がある程度求められます。

 

それを確認するため、志望理由書には、履修コースとその選択理由、入学後の学習計画、学習に必要とされる言語能力などの項目があり、約2400字も書かなければなりませんでした。志望理由書に所属したいゼミを希望する欄があり、私は編入後、希望していたゼミに所属することになりました。

 

面接でも、志望理由書に従って、専攻言語や専攻分野に関して踏み込んだ質問をされました。これまでどんなことを学んできたか、なぜ編入なのか、外大でどんな研究をしたいのか、といったことを中心に聞かれました。結構圧迫面接な印象を受けました。

 

筆記試験の共通問題は英語で書かれた文を読んで日本語で小論文を書く問題でしたが、内容が国際政治の分野に近く、論述にある程度専門的な知識が求められていたと思います。

専攻言語の問題は、ロシア語専攻の私の場合だと、露文和訳が出題されました。しかし、一般的な大学で第二外国語としてロシア語の授業を2年間学ぶペースでは、この露文和訳問題の合格基準はクリアできないと思いました。外大に編入したい場合は、独学で専攻言語の勉強をしっかり進めないといけないと思います。

 

私は外大編入に関する情報が少なくて大変でした。前の学校から外大の国際社会学部に編入した先輩は今までいなかったし、編入対策の塾は地元になかったし、解説付きの過去問題集も書店に全くないし、とにかく情報不足でした。情報不足なので、自分から積極的に動かなければなりませんでした。オープンキャンパスで過去問を獲得しにいったり、編入対策塾の通信教材で勉強したり、前の学校の先生に小論文を添削してもらったり、過去問の傾向を自分で分析したり、試験に出そうな分野の本を見つけて何冊も読んだり。

 

このため、編入試験の勉強では、一般受験以上に、自分の興味のある分野を追求することや自分から積極的に働きかけていくことが必要になってくると思いました。私は自身のロシア語能力や専門知識には全然自信がなく、レベルの高い外大はどうせ私には無理だろうと思ってました。

でも、ロシアについての専門知識を深めることができる外大ロシ科に対する憧れはかなり強かったと思います。なので、探究心や熱意があれば、それを原動力に頑張ることで、知識や能力の伸び代はたくさんあると思います。編入だけに限らず何事もですが、今できないからって諦める必要はないと思うので、とりあえず挑戦することが大事だと思いました。

 

私は前所属していた学校で5年間ロシア語を学んできました。(と言っても、第二外国語として週2、3回だったので、私の5年間のロシア語能力は外大生の2年間のロシア語能力と同じくらいだと思います。)最初は第二外国語の1つの選択肢としてロシア語をなんとなく始めましたが、ロシア語を学ぶうちに、ロシアの奥深さに魅せられてロシアに対する関心が強くなっていきました。地元のロシア語スピーチコンテストに参加したり、ロシア文学翻訳コンテストに参加したり、ТРКИを受けたり、ロシア人と日本人の交流研修に参加したり、ウラジオストクのサマースクールに行ったり、色んな挑戦をしてきました。

 

前の学校でロシア語やビジネス科目を学びましたが、ロシア経済については軽く触れた程度で、深く学ぶことはできませんでした。まだよく知らないロシア経済に興味を持ち、ロシア経済を中心としてもっと専門的にロシアを学びたいと考えました。そして、地域研究できるのは外大しかない!と思い、外大編入を決意しました。

 

編入した今は、オンライン授業で友達との交流が少ないのが残念ですが、オンライン授業という形でも外大の授業は興味深く面白いのがたくさんで、知らないことを知ることの楽しさを日々実感することができています。外大でしかできないことってかなりあると思います。

オンライン授業だし編入してまだ少ししか経ってないですが、すごく良い学校だなって感じてます。前の学校に比べて外大は課題が段違いに多く春学期は課題に追われまくってましたが、そのおかげで日々が忙しく充実してるので良しとします!(笑) 外大に行けるようになって友達と会ってもっと楽しくなることを期待してます!

 

これをきっかけに、外大編入を進路の1つの選択肢として考えてもらえれば幸いです!

 

※今回お話しした編入試験についてのお話は2020年度編入試験に関するものであるため、今後編入試験を検討する方は随時最新の情報を参照してください。

※また、今回お話しした編入試験についてのお話は個人の見解や個人の経験に基づくものです。志望学部・志望言語・志望分野などによって試験の内容や難易度に違いがあると考えられるので、ご了承ください。

 

 

文責:Na

 

 

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