Всем привет(フセム プリヴィエット/みなさんこんにちは)!
春学期の授業は終わっても期末レポートは終わらない… りおです。
いきなりですが、今年11月にロシアで開催される(予定の)J-Anime Meeting in Russiaをご存知ですか?
日本映像翻訳アカデミー(JVTA)様が主催、東京外国語大学を共催とした産学協同のプロジェクトで、日本のアニメにロシア語字幕をつけてロシアの人に見てもらおうという試みです。アニメを単なるサブカルチャーとして紹介するのではなく、アニメを通して日本の文化や価値観を知ってもらうことを目指し、日本人とロシア人の学生が一緒になって仕事をしているそうです。
実は東京外国語大学の学生も、インターン生として関わっているものなんです!
↓J-Anime Meeting in Russia ホームページ
https://j-anime-meeting.com/ja/
↓このプロジェクトに関わっていらっしゃるロシア語科の先輩へのインタビュー記事
「くるりん」さんインタビュー 音楽の町モスクワから - 東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ
私たち東京外大ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)としても、ぜひこの素敵なプロジェクトを応援したい!!
ということで、今月の文化特集ではロシアや周辺地域の映像作品を時折取り上げていこうと思います!
J-Anime Meeting in Russiaは日本のアニメを主にロシアに向けて発信するものなので、本ブログで取り上げるロシアの映像作品と比較しながら楽しむのもおもしろいですね。
今回は導入として、ロシアのアニメ事情について、ロシア人の友人へのインタビューを交えながら書いていこうと思います!
ロシアのアニメというと、日本でもそこそこ知られているのは「チェブラーシカ」でしょうか。
ロシアの児童文学家エドゥアルド・ウスペンスキーの絵本に登場するキャラクターで、その可愛らしさとなんだか寂しそうな面持ちから、本国ロシアでもとても人気があります!
ソ連のアニメで、同じくウスペンスキーの作品「プラスタクヴァーシナ村」(原題:Простоквашино/プラスタクヴァーシナ)も有名だそうです。
ソ連のアニメにはやや珍しく、「プラスタクヴァーシナ村の3人」「プラスタクヴァーシナ村の冬」などのシリーズものも出ています。
私はロシア人の友人から教えてもらって初めて見てみましたが、主人公の男の子フョードルと動物たちの掛け合いがとってもおもしろい作品でした!
ソ連のアニメはレトロでかわいいものが多いですね!ちなみに現在のロシアでも、ソ連時代の人気の作品はテレビでしばしば放送されています。
友人曰く、ソ連時代のアニメは子ども向きのアニメでも哲学的な話題が出てくることが多いそうです。子どもの頃によく見ていたアニメを見返すと、「へー、こんなに深い話だったっけ?」と思わず感じてしまうそう。
また、近年のロシアアニメにもいくつか人気の作品があります!
こちらは国内だけでなく、22ヶ国語で放送されるほど世界中で大ヒットとなったアニメ「マーシャと熊」(原題:Маша и медведь/マーシャ イ メドヴェージ)
この作品は、私がベラルーシに短期語学留学した際にロシア語の先生が見せてくれたのをきっかけに私も絶賛ハマり中です。
とにかくマーシャが可愛い!マーシャに振り回される熊も可愛い!
そして現在もロシアの子どもに大人気のアニメ「おもしろまんまるのものたち」(原題:Смешарики/スメシャーリキ)
本当にロシアのアニメ!?と思わす疑ってしまうほどポップで可愛いですよね!
1エピソードが6分30秒という短さなので、飽きずに一気に見ることができて終始笑ってしまいます。
今回はロシアのアニメ作品をいくつか紹介しました!
ロシアの友人曰く、ロシアでは特に子どものいる家庭において、大人も子どもと一緒にアニメを見て、幼少期を思い出して懐かしみながら楽しんでいるようです。
それでは、明日からの文化特集をお楽しみに〜!Пока(パカー/またね)!
最後に…ロシア生まれのYouTuberピロシキーズさんがロシアアニメについて動画で紹介されていました。
めちゃくちゃおもしろかったのでぜひ見てみてください!
文責:りお
*今日のロシア語*
мультик(ムーリチク)
意味:アニメ作品