ロシアのクラシック音楽
こんにちこんばんは。そしてはじめまして。
3月下旬くらいに始めた「七つの大罪 グランドクロス」にハマって、ゲーム依存一歩手前まで来ている中央アジア地域2年Kです。まだ無課金を保っているので、セーフかなと思いつつ今日もせっせとストーリーとキャラ育成を進め、1日1回無料ガチャをドキドキしながら引いております。
ところで、まだまだ続くロシア文化月間。
今日はロシアのクラシック音楽をいくつかご紹介します。オーケストラの演奏御用達作品から、歴史的名場面を彩る作品などなど。梅雨の憂さ晴らしに、勉強や仕事の気合い入れに、おやつの時間のBGMなどにいかがですか?
1 セルゲイ=ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
ピアノの和音連打から始まる第1楽章、なんとなく切なく感じる第2楽章、そして壮大な第3楽章から構成された、ラフマニノフの出世作です。
この曲を書き上げる前、ラフマニノフは前作の交響曲第1番の初演が失敗に終わり、ほとんど作曲ができない状態がしばらく続きました。治療の末書き上げられた第2番は、ラフマニノフの復活ののろしでもあります。
この曲の第3楽章は1992年、アルベービルオリンピックにおいて銅メダルを獲得した伊藤みどりさんが、同大会でのフリー・スケーティング演技後半に使用しました。第3楽章のフィナーレと、伊藤さんの美しいトリプルアクセルが重なります。
YouTube上には、第1楽章、第2楽章、第3楽章と分割された動画もあります。お時間のない方はそちらをどうぞ。
2 アラム・ハチャトゥリアン 仮面舞踏会 ワルツ
旧ソ連の巨匠ハチャトゥリアンから、ミハイル・レールモントフの同名戯曲を題材にして作られた劇音楽のうちの1曲です。
主人公が妻の不倫を疑い、舞踏会で出てきたアイスに毒を盛って殺すも、のちに妻の無罪が晴れるという、なかなかダークな展開です。「ワルツ」は、毒入りアイスを食べたことに気づかない妻が帰宅後に舞踏会の余韻に浸り、回想する場面。ストーリーを知ってしまうと安心して聞いていられませんね。でも優雅さと、怪しさ漂うメロディーは良い意味で耳から離れないはずです。
フィギュアスケーター浅田真央さんのプログラムに使用された曲でもあり、記憶に新しい方もいらっしゃるのではないでしょうか。この曲をバンクーバー五輪のショートプログラムに、フリースケーティングにはラフマニノフの前奏曲「鐘」を使用し見事銀メダル、しかも1つの大会でトリプルアクセルを3度成功させたということでギネス記録に認定されました。
浅田真央さん万歳、ハチャトゥリアン万歳、ラフマニノフ万歳、当時のコーチ、タチアナ・タラソワ氏万歳(ロシアフィギュアスケートの大御所)。
3 アレクサンドル・ボロディン 交響詩「中央アジアの草原にて」
連日雨続きで、爽やかな天気が恋しくなった時に合いそうな1曲です。
ボロディンは歌劇「イーゴリ公」や弦楽四重奏で知られていますが、本業は化学者、医者であり、有機化学の研究者として多大な功績を残しました。音楽家としては収入を得ていませんが音楽の才能も化学の業績と並んで高く評価されており、今でも国内外の演奏会の曲目に挙げられています。
「中央アジアの草原にて」は、音による詩、いや絵のような曲です。「中央アジア」と曲名にあるように、東洋風の旋律も随所に感じられ、親近感が湧きます。
……いかがだったでしょうか??
今回は、さくっと聴ける、短めのものを取り上げましたが、これ以外にも、例えばチャイコフスキーの白鳥の湖、ショスタコーヴィチの交響曲 、ムソグルスキーの組曲「展覧会の絵」など、演奏時間は長めなものの、有名で今日でも愛されているロシアの作品はたくさんあります。
またどこかで、ロシアの音楽を特集できたらいいな、と思います。
明日の記事もお楽しみに!
Спасибо!
K
【参考サイト】
http://www.worldfolksong.com/classical/rachmaninoff/piano-concerto-no2.html
http://pacem.web.fc2.com/youtube_etc/khachaturyan/masquerade_war-peace.htm
ボロディン https://sonarmc.com/wordpress/site01/2014/12/13/ボロディン-交響曲第2番ロ短調/
音楽入門 https://yukikoyano.exblog.jp/9195299/
*今日のロシア語*
классическая музыка(クラシーチェスカヤ ムージカ)
意味:クラシック音楽