東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ

「未知なる魅惑の国」であるロシアならではの文化から、留学や旅行のこと、東京外国語大学でのキャンパスライフのことまで。このブログでは、東京外国語大学のロシアが大好きな学生たちが様々なテーマに沿って日替わりで記事を書いていきます。ЛЮБОВЬ(リュボーフィ)とは、ロシア語で「愛」を意味します。

海の町ウラジオストクへ妄想旅行

Здравствуйте!(ズドラーストヴィチェ!)

りおです。

 

そろそろ家にいるのもうんざりしているあなたへ。

「妄想旅行」というものをご存知ですか?

これは、家から一歩も出ずに旅行しているかのような気分を味わおうというものです。

 

まず、どこへ行くのか?

そして、誰と行くのか? 何泊で行くのか? 移動手段は?

イメージができてきたら、スケジュールや宿泊場所、持ち物などを考えてもいいかもしれません。細かければ細かいほど、リアル度が増してそそられます。

 

私も受験期にこの妄想旅行にハマって、頭の中で架空の仲間とともに世界各国を旅していました。(勉強しろ)

 

さて、前置きはこれくらいにして、今回は私が昨年2月に訪れたウラジオストクでの体験記を綴ろうと思います。

 

マリンでレトロな町

近頃、一番近いヨーロッパとして話題になったウラジオストクは、ロシアの極東に位置する都市です。ロシア海軍の太平洋艦隊の基地が置かれるかつての軍港都市でもあります。

 

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ウラジオストク国際空港

 

新千歳空港から出発しておよそ2時間。(これは札幌ー大阪間と同じくらいで、すぐに到着してびっくりしました。)

今回は母との親子旅行で二人ともあまり海外には慣れていなかったので、3泊4日の旅行でツアー会社にビザの発行から車での送迎、現地の方による観光ガイドまでお願いすることにしました。本当に至れり尽くせりです(笑)

 

空港で出迎えてくれたロシア人のおじさんに連れられ、車の停車所まで外を歩くと、やはり寒い…

2月のウラジオストク−10℃を下回ることもあります。指先はかじかみ、耳たぶは麻痺するほどの寒さです。

 

 

ウラジオストク主要な観光地がコンパクトに収まっているため、通常2,3日あれば回ることができます。

また、近年開発が進む一方で、ソ連時代の建物や景観も多く残っており、レトロで古き良きロシアの港町の雰囲気が味わえます。

 

ここから、思い出深いスポットやエピソードを一気にご紹介します〜!

 

シベリア鉄道の起点

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ウラジオストク

ウラジオストク駅はユーラシア大陸を横断する、かの有名なシベリア鉄道の始発駅でもあります。

昔から現在にかけて、様々な人の思いを運んできたと考えるとワクワクしますね…

ここからモスクワまでおよそ1週間で走行します。死ぬまでに1度は乗って横断してみたい…

 

鷲の巣展望台

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ここはウラジオストクの街並みが一望できる、とにかく美しい絶景スポットです。

日没の頃が特に綺麗なので、それに合わせて訪れるのがオススメです。

 

Google MAPを読むのが信じられないほど苦手な私は、つたないロシア語で通りすがりのロシア人にこの展望台までの道を聞きまくりました。

ロシアの人は英語がわからない人も多いので、簡単なロシア語のフレーズを覚えていった方が安心かもしれません!

 

C-56潜水艦博物館

私がウラジオストクで最も気に入った場所の1つです。

第二次世界大戦で活躍した実際の潜水艦の内部がそのまま博物館になっていて、とても迫力があります。

 

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受け付けのおばさんの料金取りは気まぐれなようですが(笑)

そういうのもロシアっぽくて好きです。

 

個人的に驚いたのは、大砲などの艦載兵器が船員のベッドと同じ部屋にズラっと並べられていたことでした。

こんなんじゃゆっくり寝れたもんじゃねえ…   それだけ命を懸けて祖国を守ろうとしていたということですね。

 

ロシアデザインが可愛い!雑貨屋さん

ウラジオストクが最近人気になっているのは、女性向けの可愛い雑貨屋おしゃれなカフェが多いことが理由の1つかもしれません。

 

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グム裏

 

ソ連時代からの老舗デパートГУМ(グム)の裏路地(通称:グム裏)は、煉瓦造りの建物に壁絵が描かれていたりして、映えスポットでもあります。

ここには思わずため息がでるような、素敵なお店が集まっています。

 

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このチェブラーシカ(?)   めちゃくちゃ可愛くないですか!?

雑貨屋のオーナーさんの手作りだそうです。迷わず日本へ連れて帰りました。

 

ピロシキ作り

ツアーのオプションで、現地の人と一緒にロシア料理のピロシキを作ってみました。

ロシア人に馴染みのある具材入りのパンのようなもので、日本でいうおにぎりのような感覚で親しまれています。

 

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りんごのジャム入りピロシキ


日本では揚げピロシキが知られていますが、焼きピロシキというものもあります。果物のジャムなど甘い具材を入れて作るときには、焼いて作ることが多いのだそう。

料理が苦手な私が作ったピロシキは、中身が飛び出しまくりです。出直してきます。

 

 

 

いかがでしたか?

 

ウラジオストクは美味しいご飯の店も充実していて、ロシア料理、グルジア料理、中央アジア料理、そして北朝鮮料理のレストランなんかもあります。

 

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こんな時期に旅行…なんて夢のまた夢ですが、妄想の中なら世界中どこへだって行くことができるんです。

 

あなたも、私と一緒にロシアの港町ウラジオストクへ妄想旅行してみませんか?

 

 

りお

 

 

*今日のロシア語*

 

Владивосток(ヴラジヴァストーク

意味:ウラジオストク

 

путешествие(プチシェーストヴィエ)

意味:旅行