東京外国語大学ロシアサークルЛЮБОВЬ(リュボーフィ)のブログ

「未知なる魅惑の国」であるロシアならではの文化から、留学や旅行のこと、東京外国語大学でのキャンパスライフのことまで。このブログでは、東京外国語大学のロシアが大好きな学生たちが様々なテーマに沿って日替わりで記事を書いていきます。ЛЮБОВЬ(リュボーフィ)とは、ロシア語で「愛」を意味します。

マトリョーシカと好奇心と私

Здравствуйте!

先日キリル文字の世界を紹介したしおりです。

大学の授業がオンラインになり、家から出ずに過ごすことが多い今日この頃。

連日他メンバーの投稿を読んでいますが、「なぜロシア語を選んだのか」十人十色で面白いですね笑

さて、私の番です!れっつごー!

 

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大学近くの桜並木 今年はゆっくりお花見できなくて残念でした……

 

なぜ私はロシア地域ロシア語科を選んだのか。

 

 

ドストエフスキー戦争と平和を読んで感銘を受け、原書で読みたいと思ったから」

「日本のエネルギー事情を考えると、資源大国であるロシアとつながりをつくっておくことは将来的に有意だから(金の産出量、一日あたりの原油生産量がともに世界で三位です。地理選択の方、覚えておきましょう!外務省HP参照)」

 

……ではありません。

かっこいいことを言えなくてごめんなさい……。

私の大好きな漫画の登場人物がこう言っていました。

 

何かを始めるのに“ゆるぎない意志”とか“崇高な動機”なんてなくていい

成り行きで始めたものが少しずつ大事なものになっていったりする

スタートに必要なのはちょこっとの好奇心くらいだよ

 

 

私がロシア語を勉強しようと思った理由。

それは“小さな好奇心の積み重ね”の結果であるといえます。

 

私はを見るのが好きです。星と言えば宇宙。宇宙と言えばNASAアメリカ!となりがちですが、宇宙開発の歴史は東西冷戦と深く関わりがあります。なので、ロシアも大いに関係しています。実際、初めて有人飛行をしたのは、ロシアの宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンです。地球は青かったという名言でおなじみですね。ロシア語を学べば、もっといろいろ宇宙について知れるのでは。東西冷戦についても、世界史の授業では扱わない「東側の視点」ってどんなだろう。そう思ったわけです。

 

また、隣国であるにもかかわらず、ロシアについて知らないことが多くありました。

プーチンマトリョーシカおそロシア!」と単語はいくつか思いつきますが、同時に「美人が多いってホント?」「夏も寒いってホント?」「なんであんなにフィギュアスケート強いんだろう」などなど、疑問も尽きませんでした。

よくわからないから面白そう!そう思ってロシア語科を選んだのです。

 

外大ロシア語科を名乗るからにはロシアについてきちんと知りたい。

そんな思いで、授業だけでなく、講演会に参加したり、ロシア関連のイベントに行ってみたり、スピーチコンテストに参加したりしてきました。モスクワでアニメの上映会をするイベントに関わったりもしています。

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『J-Anime Meeting in Russia』

https://j-anime-meeting.com/ja/

 

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ロシア映画祭 in 東京

 

「近くて遠い国」だったロシアは、今ではとっても愛着のある国です。

しかしまだロシアにはいったことないんですよね(^^;

行ってみたい!!

 

 

余談ですが、外大に入学を決めた後、参考書やら大学パンフレットやらの整理をしているときに、外大の体験授業の資料が出てきたんです。なんとびっくり。ロシア語の体験授業受けていたんですね。当方すっかり忘れていました。

そこからいろいろ思い出しました。

 

幼稚園の時にチャイコフスキーの「白鳥の湖」を合奏したなあ……

そういえば小学校の時に学芸会でやった「森は生きている」、原作者のサミュエル・マルシャークさんロシア人やん……

中学の時も旅行先でなぜかボルシチ出たよなぁロシアじゃないのに……

高校の時はユリア・リプニツカヤ選手のキャンドルスピンに見とれてたなぁ……

ロシアには結構縁があったのかもしれません。

 

運命?!笑

У!同志か!

 

ブログ記事『ピョートルの 噴水並の 志』

https://tufs-russialove.hatenablog.com/entry/2020/04/06/211616

 

そんなこんなでロシアについて、ロシア語について日々勉強しているわけです。

わたしは言語センス抜群!とは言えないのでなかなかに苦労しています。とほほ……

 

しかし、ロシアという自分にとって未知のテーマを選んだことで私の世界は大きく広がりました。開けるとまた新しい面白さが出てくる、マトリョーシカみたいな国です。新たな知識を得ることって、とっても楽しいことだと思うのです。

 

知らなかった側面を知り、少しでもロシアに興味をもらえたら。そんな思いでЛюбовьの活動に参加しています。

とはいえ私もまだまだ未熟者。

一緒に学んでいきましょう!

 

それではまた!Пока!

 

 

しおり

 

 

*今日のロシア語*

 

白鳥の湖といえば、ロシアの作曲家チャイコフスキーが作曲したバレエ音楽で、オデットとジークフリート王子の愛の物語です。ボリショイ劇場でも上演されますよ!
そういえば、2020年4月10日(金)25時よりボリショイ劇場は、YouTubeチャンネルで「ボリス・ゴドゥノフ」というオペラを期間限定公開するようです!ぜひ見てみては?

 

ということで…

 

Лебединое озеро(レベジーナエ オーゼラ)

意味:白鳥の湖

 

ボリショイ劇場公式YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/user/bolshoi